XRY 10.9の紹介:OCR、RAM抽出用フィルター、iOS 17.4.1対応など
XRYの最新バージョンリリースをお知らせいたします。
MSABがお届けするXRY 10.9では、モバイルデータの抽出と復号が大幅に強化されています。今回の最新リリースには、デジタル証拠の復元業務に携わる方の負担を軽くする機能と強化ポイントが満載です。
調査を捗らせるXRY 10.9の機能をいくつかご紹介します。
- 抽出したデータに対しOCRを実行できます。
- RAMを抽出できるデバイスがわかりやすくなりました。
- iOS 17.4.1に対応しました。
今回のリリースでは、さらに多くの機能が追加されています。
詳しく見ていきましょう。
XRYの新着情報
XRYでOCR(光学式文字認識)が実行可能
デジタル証拠を扱う際、スキャンした文書やテキスト付きの画像が対象となる場合が数多くあるでしょう。調べたい場所や名前を含むメールのスクリーンショットもあるかもしれません。あるいは、電話番号、パスワード、連絡先、会議のメモなど、さまざまな種類のテキストを写した写真もあるかもしれません。
OCR(光学式文字認識)技術により、上記のような、案件に関連する貴重な情報が含まれる可能性があるテキストを抽出することができます。画像やスキャンした文書からテキストが抽出されると、XAMNで検索できるようになり、キーワード、名前、場所など、調査に関連するあらゆる情報をより効率的に見つけることができます。
これらすべてが、XRY 10.9で実行できるのです。
RAM抽出用の新しいフィルター
MSABは、業界で他に類を見ないRAMダンプ実行機能により、モバイルフォレンジックの新たな基準を打ち立てました。
デジタルフォレンジックにおけるRAMの抽出は、パスワード、Wi-Fi接続、メッセージなどの履歴データやライブデータをすべてプレーンテキストで確認できるため、非常に重要な意味を持ちます。これはかつて、モバイルフォレンジックでは不可能に近いと考えられていました。それがいまや不可能ではありません。XRYなら可能です。
RAMを抽出できるデバイスの把握は重要です。そこで、XRYに新しいフィルターを追加しました。このフィルターで、RAM抽出が可能なすべてのデバイスのプロファイルを見つけることができます。データの金脈はユーザーの手元にあります。
デバイス検出の向上
新しいリリースでは、未知のAndroidデバイスやBFU(最初のロック解除前)状態のデバイスに対する識別能力が向上しています。
通常、検出されないデバイスを接続すると、XRYは端末の抽出に役立つ可能性のある一般プロファイル向けオプションのリストを表示します。こうした推奨オプションは、システムがデバイスから得られる情報(製造元など)に基づいています。
今回、一般プロファイルが大幅に改善され、未知のデバイスを扱う際の作業がよりシンプルになりました。
iOS 17.4.1対応
Apple iOS 17.4.1がリリースされ、XRYはこれに対応しました。最新リリースでは、iOS17.4.1に完全対応しています。
さらに、驚きのニュースもあります。MSABでは、iOS 17.4の時点で、iTunesバックアップからこれまで以上に多くの削除データを復号していることを確認しています。詳細はブログ記事にて紹介しています。iOS 17.4のアップデートに対し、XRYを使用することで得られるメリットについて詳しくご覧ください。
対応範囲の拡大
XRYの最新バージョンでは、46900以上のデバイス、470以上のアプリ、4500以上のアプリのバージョンに対応しています。
XRY Proの新着情報
XRY Proはますますパワーアップしています。
この新しいリリースでは、QC S22、S23、Z Flip 4、Z Flip 5、Z Fold4 5G、Z Fold5のサポートを改善したことをお知らせします。
アップデートされた製品機能の全容、対応デバイス・アプリ、XRY 10.9の改善点について、詳細はMSAB カスタマーポータルからダウンロードできる最新の製品リリースおよびリリースノートをご確認ください。